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説明: |
「銀翹解毒丸(ギンギョウゲドクガン) 」は、中国清時代に著された温病条弁に記載されている銀翹散の処方に基づく医薬品です。有効成分としてレンギョウ、カンゾウ、キキョウなど10種類の生薬を配合。辛涼解表・清熱解毒表熱に用いる処方です。かぜによるのどの痛みや口(のど)の渇き、せき、頭痛に効果があります。
最近は本剤で感冒、インフルエンザ、麻疹、急性気管支炎、流行性耳下炎、急性咽炎、急性扁桃炎、耳下腺炎、日本脳炎等の疾患に用いる。風熱感冒、発熱頭痛、咳嗽口干、咽喉疼痛など。
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成分: |
金銀花、牛蒡子、連翹、桔梗、薄荷、淡竹葉、荊芥、甘草、淡豆鼓等。
連翹・牛蒡子・薄荷・金銀花・淡豆鼓・・・・辛涼解表
荊芥穂・・・・辛温解表
桔梗・・・・利咽化痰
淡竹葉・・・・清熱
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効果: |
辛涼解表・清熱解毒。
鼻やノドが腫れて痛む・熱っぽい・汗は出ることも出ないこともある等の温熱性の症状には、体内の熱を鎮める。すべての風温、熱、温病、冬温による病症の多くは身熱、喉が乾くであり、本処方は辛涼解浮フ作用があり本剤を飲んだら2〜4日で治癒する。
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適用: |
表熱(風熱の表証)に用いる。
風熱より風邪、発熱、微悪風寒・無汗あるいは汗がスッキリでない。頭痛、咳き、口(咽喉)の渇き、痛み、発赤など。
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使用: |
内服、1回6g(約60丸)、1日2〜3回。
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注意: |
▽悪寒の強い者には不可。
▽高熱を伴う感染症には不可。
▽強い鼻水、痰がからむ咳には不可。
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