2010年8月7日に中国衛生部および天津市政府主催で行われた、「現代漢方薬国際化産学研連盟始動および複方丹参滴丸のFDA（食品医薬品局）第�U相試験結果報告会」によると、天津天士力集団が生産している複方丹参滴丸が中国で初めて米国FDAの第�U相試験を通過し、まもなく第�V相試験に入るという。中国の漢方薬の安全性・有効性および品質標準のコントロールが初めて、全世界で最も厳格な医薬品管理機構の認可を受けたことを意味しており、さらにこれは中国初の例である。漢方薬が国際化の鍵を握る一歩を踏み出し、研究開発・生産・臨床審査などにおいて、総合的に国際的な認可を受けたことを意味している。

これにより、同製品は中国で初めての米国市場進出を果たす漢方薬となることが期待され、漢方薬の国際化に向け大きな一歩を踏み出したといえる。世界が徐々に伝統医薬を受け入れ始めていることも、漢方薬の国際化を進めるうえで、中国漢方薬産業に大きな自信を与えてくれていると考えている。漢方薬産業はついに、飛躍的発展のチャンスを迎えたといえる。