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説明: |
『四君子顆粒』は四君子湯からで、四君子湯は中国の宋の時代に作られた『太平恵民和剤局方』という漢方書物に記載されている処方です。その原本に載っている構成生薬は、主薬(君薬)となる4種のみで、生姜と大棗は含まれていません。なぜなら、その2つは、中国では古くから食材として一般的に使われているため、あえて構成生薬の数に加えるまでもない、と考えられていたからです。四君子湯は、日本では江戸時代から用いられており、生姜と大棗も生薬として数えられています。
ちなみに、四君子湯が記載された漢方書物は、その名が長いので略して『和剤局方』と呼ばれていますが、その作成命令を下したのは宋の時代の皇帝です。何人もの漢方医に幾種類もの処方を考案させ、本当に効果があると認められた処方を集めて編纂させた、といわれています。中国の皇帝は非常に権力があったため、命令は絶対的なものでした。つまり四君子湯は、皇帝に認められた良薬でもあるのです。
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成分: |
党参(とうじん)、白朮(びゃくじゅつ)、茯苓(ぶくりょう)、甘草(かんぞう。
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適用: |
脾胃気虚、体力の低下して痩せて顔色が悪く、食欲がなく疲れやすい場合の貧血、胃腸虚弱、慢性胃炎、胃のもたれ、嘔吐、下痢などに用いられます。
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使用: |
1日3回、1回15g(1袋)。
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注意: |
妊婦または妊娠している可能性のある女性は使用できない場合があります。
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